1937年、故法村康之と故友井唯起子によって大阪に設立された日本屈指の伝統を持つバレエ団。1983年より団長を務める法村牧緒は、ソ連国立レニングラードバレエ学校(現ワガノワ記念ロシア国立バレエアカデミー)に日本人として初めて留学、付属バレエ学校からバレエ団まで一貫してロシア・バレエのシステムで指導行っている。

チャイコフスキーの三大バレエ、『コッペリア』、『ジゼル』など代表的な古典作品をはじめ『バヤデルカ』、『バフチサライの泉』、『石の花』といった全幕ものから、『お嬢さんとならず者』、『パリの喜び』、『シェヘラザード』、『グランド・ホテル』などの一幕物まで、幅広いレパートリーを有しており、自主公演の他、劇場主催公演、親子劇場、学校公演、オペラのバレエシーンへの賛助出演、文化庁主催の「本物の舞台芸術体験事業」など数多くの舞台に出演している。

2003年6月には、3つの広いスタジオを備えた本部を建設。同年、ロシア公演を行い、3都市の舞台で観客総立ちの拍手で、その舞台創りを絶賛され、高い評価を得た。法村牧緒にはサンクト・ペテルブルグ建都300年記念勲章が大統領令により授与された。

海外より著名な振付家を招聘し新しい作品もレパートリーに加えており、2006年にはフランスよりアンドレ・プロコフスキーを招き『アンナ・カレーニナ』を、2007年にはロシアよりヴァジム・シローチンを招いて『海賊』を上演した。2009年には新国立劇場よりバレエとしては初めて地域招聘公演に招かれ、『アンナ・カレーニナ』を上演した。

2015年3月、一般社団法人 法村友井バレエ団に移行。

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