一般社団法人日本バレエ団連盟は、「新進バレエダンサー・バレエ団運営スタッフの育成」(助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(芸術家等人材育成))│独立行政法人日本芸術文化振興会)の一環として、2024年8月に世界的な優秀指導者であるローラン・フォーゲル氏を招聘し、東京バレエ団、東京シティ・バレエ団にてマスタークラスを実施いたします。
このマスタークラスについて、バレエ団に入る前の若いダンサーにも受講していただく機会を設けることを検討してまいりました。
このたび、東京シティ・バレエ団におけるマスタークラスで、プロを目指すバレエ学習者若干名に門戸を開くことを決定いたしましたので、お知らせいたします。
※以下は、「マスタークラス」についてのお知らせとなります。
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<実施概要>
「第10回 東京シティ・バレエ団 全国バレエコンペティション」 の副賞(スカラシップ)として、対象者にローラン・フォーゲル氏による東京シティ・バレエ団におけるマスタークラスの受講許可証を発行いたします。
会場:東京シティ・バレエ団 大島スタジオ(アクセス)
日時:2024年8月19日(月)~23日(金)各日10:00~11:20 に開催されるマスタークラスのうち、1クラス/人
(詳細は、受講許可証発行時に、東京シティ・バレエ団よりお伝えいたします。)
指導:ローラン・フォーゲル(プリンセス・グレース・バレエ・アカデミー教師/元シュツットガルト・バレエ団プリンシパル)
クラス受講料:無料
対象者人数:1~2名(予定)
主催:一般社団法人日本バレエ団連盟
協力:公益財団法人東京シティ・バレエ団
<講師紹介>ローラン・フォーゲル Roland Vogel
ジョン・クランコ・バレエ・スクールで学び、シュツットガルト・バレエ団に入団。
『白鳥の湖』、『眠れる森の美女』、『ラ・バヤデール』などの古典バレエに主演、ジョン・クランコの『オネーギン』、『じゃじゃ馬馴らし』などの物語バレエをはじめ多くの作品を踊り、ダンサーとしてのキャリアの最後までシュツットガルト・バレエ団で活躍した。20世紀を代表する世界的振付家の数多くの作品に主演するとともに、J・ノイマイヤー、U・ショルツ、D・ビントリーらの新作の初演キャストも務めている。
1998年の長野冬季オリンピック大会の開会式でU・ショルツ振付『若い男』のパ・ド・ドゥを踊り、1999年には『オネーギン』のタイトルロールでブノワ賞にノミネートされた。
1999年から2001年にヴュルテンベルク州立歌劇場の教育訓練プログラムに参加、ジョン・クランコ・スクールでクラシック・バレエ教師の資格を取得した。ダンサーとしてのキャリアを終えると直ちに教師に転じ、マリカ・ヴェゾブラゾヴァに招かれモナコのプリンセス・グレース・バレエ・アカデミーの教師陣に加わる。以来、現在のディレクターであるルカ・マサラの下でダンサーの育成にあたり、スクールのために多くの作品を振り付けている。カンヌ・ロゼラ・ハイタワー・のゲスト教師、また、中国、日本では様々なスクールにおいてワークショップ指導を行っている。北京の中国国立バレエ団にはゲスト教師として定期的に招かれ、クランコの『オネーギン』、『ロメオとジュリエット』、U・ショルツの『第七交響曲』、『白鳥の湖』などを指導した。
東京のNBAバレエ団のコンクール審査委員会メンバー、ニューヨークのユース・アメリカ・グランプリの審査員を務め、2011年の第一回北京国際バレエ・コンクールにはゲスト教師として招かれた。2014年に振り付けた『オーゲンブリック』パ・ド・ドゥは、北京舞踏学院60周年記念のオープニングで踊られ、モンテカルロ・バレエ団の協力を得てプリンセス・グレース・アカデミーでも上演された。