一般社団法人日本バレエ団連盟は、「次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」の一環として、優秀指導者のマスタークラス・公開レッスンの実施による「新進バレエダンサーの育成」に継続して取り組んでおります。
今年度は、「令和5年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」の一環として、元サンフランシスコ・バレエ・スクール校長のパトリック・アルマン氏を招へいし、日本バレエ団連盟会員団体のバレエ団におけるマスタークラスと、東京と大阪で1回ずつの公開レッスンを実施いたします。
東京の公開レッスンの概要は、以下の通りです。
見学をご希望の方は、下記をご確認の上、事前にお申し込みください。
<実施概要>
会場:牧阿佐美バレヱ団スタジオ
東京都中野区中野6-27-13(アクセスマップ )
(JR中央線中野駅より徒歩約10分)
日時:2023年11月18日(土)10:30~12:30(開場10:10)
指導:パトリック・アルマン(元サンフランシスコ・バレエ・スクール校長)
実技:牧阿佐美バレヱ団
公開対象:プロを目指すバレエ学習者、バレエ指導者(ピアニストを含む)、ダンサーの身体のメンテナンスに携わる方
参加費:無料
定員:40名
主催:(一社)日本バレエ団連盟
<申し込み方法>
お申し込みフォームに必要事項をご記入の上、「送信」を押してお申込みください。
申込締切:2023年11月15日(水)
※定員を超えるお申し込みがあった場合は、受付を締め切らせていただく場合がございます。
お申し込みフォーム
※見学者には後日、参加証をメールでお送りいたしますので、「@japan-ballet.com」からのメール受信ができるように設定をお願いいたします。
※お申し込みから1週間以上経過しても、参加証が届かない場合は、迷惑メールフォルダを含めご確認をお願いいたします。見当たらない場合は、日本バレエ団連盟事務局までご連絡ください。
※本公開レッスンは、日本におけるダンサー育成環境の開発と整備の一助とするため、公開対象を、将来プロを目指す若手ダンサーやその指導者の方々等に限らせていただいております。恐れ入りますが、公開対象以外のお立場でバレエに親しまれている方につきましては、お申し込みをご遠慮くださいますようお願いいたします。
※映像配信の予定はございません。何卒ご了承ください。
<講師紹介>パトリック・アルマン Patrick Armand
マルセイユ生まれのパトリック・アルマンは、ルディ・ブライアンズと母のコレット・アルマンに教えを受け、マルセイユ・バレエ学校で学んだ。1980年にローザンヌ賞を獲得し、引き続きスクール・オブ・アメリカン・バレエとカンヌの国際ダンス・センターで研鑽を積んだ。1981年にフランス・バレエ・シアターに入団、1983年にプリンシパル・ダンサーに昇格。同年、ルドルフ・ヌレエフ共演によるベジャールの「さすらう若者の歌」でローレンス・オリヴィエ賞にノミネートされた。1984年、ペーター・シャウフスの招きでロンドン・フェスティバル・バレエ(現イングリッシュ・ナショナル・バレエ)に入団し、ブルース・マークス監督の下、1990年にボストン・バレエに移籍するまで6年間、同団で踊った。
レパートリーには、アシュトン、バランシン、クランコ、マクミラン、プティ、テトリー、ファン=マーネンによる振付作品の主役が多数含まれる。中でも、1988年にロンドン・フェスティバル・バレエが世界初演したナタリア・マカロヴァ版の「白鳥の湖」で、ジークフリートを演じたことは特筆に値する。イギリスの雑誌「ダンス・アンド・ダンサーズ」の投票により、彼は同年の年間ベスト・ダンサーに選出された。また、ボーボット、ブルース、サープ、ウィールドン等の振付家が彼のために作品を創作している。ゲスト・アーティストとしては、オーストラリア・バレエ団、バイエルン国立バレエ、ベルリン・ドイツ・オペラ・バレエ団、キーロフ・バレエ、小林紀子バレエシアターに出演している。2002年、マルセイユのコレット・アルマン・バレエ・スタジオの監督を引き継いだ。ゲスト教師としては、特に、英国ロイヤル・バレエ団および附属バレエ学校、カナダ国立バレエ団および附属バレエ学校、ミラノ・スカラ座バレエ団で、頻繁に指導を行っている。
2003年、東京の新国立劇場において、小林紀子バレエシアターのために「ライモンダ」第3幕の共同演出を行った。2006年、ミラノ・スカラ座の教師及びバレエ・マスターに任命された。また、ザグレブのクロアチア国立劇場のために「ドン・キホーテ」のプロダクションを振り付け、2010年6月に初演された。
1998年と2009年にローザンヌ・バレエ・コンクールの審査員を務め、2010年から2020年まで同コンクールの公式男性コーチ及び教師を務めた。2010年にサンフランシスコ・バレエ・スクール研修生プログラムのトップに任命され、2012年9月1日に同校の副校長に就任。名誉座長を務めた2017年のスチューデント・ショーケース・ディナーにおいて、同校の校長に指名された。2023年シーズンの終わりに、サンフランシスコ・バレエ・スクールの校長を辞任し、現在はフリーでバレエの指導・コーチングの追求に熱心に取り組んでいる。