一般社団法人日本バレエ団連盟は、文化庁委託事業「平成30年度次代の文化を創造する新進芸術育成事業」の一環として、本年もサンフランシスコ・バレエ・スクール校長のパトリック・アルマン氏を招へいし、マスタークラスを実施いたします。その成果を、将来プロを目指す若手ダンサーとその指導者に見学していただくことにより、ダンサー育成環境の開発と整備の一助とすべく、下記のとおり公開レッスンを開催いたします。ご希望の方は、日本バレエ団連盟まで事前にお申し込みください。
<パトリック・アルマンのバレエ公開レッスン2018 概要>
会 場:新宿村スタジオ WEST B202(⇒アクセス)
東京都新宿区北新宿2-1-2(東京メトロ「西新宿」駅より徒歩7分、「中野坂上」駅より徒歩8分)
日 時:2018年11月17日(土)10:30~12:30 (開場10:10)
指 導:パトリック・アルマン(サンフランシスコ・バレエ・スクール校長)
実 技:スターダンサーズ・バレエ団
公開対象:プロを目指すバレエ学習者、バレエ指導者(※無料公開)
定 員:40名
主 催:文化庁、(一社)日本バレエ団連盟
<申し込み方法>
お問い合わせフォームの「お問い合わせ内容」欄に以下をご記入の上、送信してください。
(1)バレエ学習者、バレエ指導者の別と、学習年数・指導年数
(2)ご所属(学校、スクール、主宰教室等)
(3)年齢
(4)ご住所(都道府県・市区町村まで)
※見学者には後日、参加証をメールでお送りいたしますので、「@japan-ballet.com」からのメール受信ができるように設定をお願いいたします。
※定員を超える申し込みがあった場合は、受付を締め切らせていただく場合がございます。
<講師紹介>パトリック・アルマン Patrick Armand
マルセイユ生まれのパトリック・アルマンは、ルディ・ブライアンズと母のコレット・アルマンに教えを受け、マルセイユ・バレエ学校で学んだ。1980年にローザンヌ賞を獲得し、引き続きスクール・オブ・アメリカン・バレエとカンヌの国際ダンス・センターで研鑽を積んだ。1981年にフランス・バレエ・シアターに入団、1983年にプリンシパル・ダンサーに昇格。同年、ルドルフ・ヌレエフ共演によるベジャールの「さすらう若者の歌」でローレンス・オリヴィエ賞にノミネートされた。1984年、ペーター・シャウフスの招きでロンドン・フェスティバル・バレエ(現イングリッシュ・ナショナル・バレエ)に入団し、ブルース・マークス監督の下、1990年にボストン・バレエに移籍するまで6年間、同団で踊った。
レパートリーには、アシュトン、バランシン、クランコ、マクミラン、プティ、テトリー、ファン=マーネンによる振付作品の主役が多数含まれる。中でも、1988年にロンドン・フェスティバル・バレエが世界初演したナタリア・マカロヴァ版の「白鳥の湖」で、ジークフリートを演じたことは特筆に値する。イギリスの雑誌「ダンス・アンド・ダンサーズ」の投票により、彼は同年の年間ベスト・ダンサーに選出された。また、ボーボット、ブルース、サープ、ウィールドン等の振付家が彼のために作品を創作している。ゲスト・アーティストとしては、オーストラリア・バレエ団、バイエルン国立バレエ、ベルリン・ドイツ・オペラ・バレエ団、キーロフ・バレエ、小林紀子バレエシアターに出演している。2002年、マルセイユのコレット・アルマン・バレエ・スタジオの監督を引き継いだ。ゲスト教師としては、アムステルダム、フィレンツェ、ロンドン、ナポリ、東京、トロントのバレエ学校やバレエ団でたびたび教えている。
2003年、東京の新国立劇場において、小林紀子バレエシアターのために「ライモンダ」第3幕の共同演出を行った。2006年、ミラノ・スカラ座の教師及びバレエ・マスターに任命された。また、ザグレブのクロアチア国立劇場のために「ドン・キホーテ」のプロダクションを振り付け、2010年6月に初演された。
1998年から2009年までローザンヌ・バレエ・コンクールの審査員を務め、2010年からは同コンクールの公式男性コーチ及び教師を務めている。2010年にサンフランシスコ・バレエ学校研修生プログラムのトップに任命され、2012年9月1日に同校の副校長に就任。名誉座長を務めた2017年のスチューデント・ショーケース・ディナーにおいて、同校の校長に指名された。