ローラン・フォーゲルのバレエ公開レッスン2018

一般社団法人日本バレエ団連盟は、文化庁委託事業「平成30年度次代の文化を創造する新進芸術育成事業」の一環として、本年もモナコのプリンセス・グレース・バレエ・アカデミー教師ローラン・フォーゲル氏を招へいし、マスタークラスを実施いたします。その成果を、将来プロを目指す若手ダンサーとその指導者に見学していただくことにより、ダンサー育成環境の開発と整備の一助とすべく、下記のとおり公開レッスンを開催いたします。ご希望の方は、日本バレエ団連盟まで事前にお申し込みください。

 

<ローラン・フォーゲルのバレエ公開レッスン2018 概要>

会  場:芸能花伝舎 C1 (C棟1階)
     東京都新宿区西新宿6-12-30(⇒アクセスマップ
     (東京メトロ丸の内線「西新宿」駅より徒歩6分、都営大江戸線「都庁前」駅より徒歩7分)
日  時:2018年6月2日(土)10:30~12:30(開場10:10)
指  導:ローラン・フォーゲル(プリンセス・グレース・バレエ・アカデミー教師)
実  技:東京シティ・バレエ団
公開対象:プロを目指すバレエ学習者、バレエ指導者(※無料公開)
定  員:35名
主  催:文化庁、(一社)日本バレエ団連盟

<申し込み方法>

※定員に達したため、お申し込み受付を終了いたしました。たくさんのお申し込みありがとうございました。

お申し込みは、お問い合わせフォームの「お問い合わせ内容」欄に以下をご記入の上、送信してください。
(1)バレエ学習者、バレエ指導者の別と、学習年数・指導年数
(2)ご所属(学校、スクール、主宰教室等)
(3)年齢
(4)ご住所(都道府県・市区町村まで)

⇒お問い合わせフォーム

※見学者には後日、参加証をメールでお送りいたしますので、「@japan-ballet.com」からのメール受信ができるように設定をお願いいたします。
※定員を超える申し込みがあった場合は、受付を締め切らせていただく場合がございます。

<過去の公開レッスンの様子>

(写真撮影:長谷川清徳)

<講師紹介>ローラン・フォーゲル

Roland_Vogelジョン・クランコ・バレエ・スクールで学び、シュツットガルト・バレエ団に入団。
『白鳥の湖』、『眠れる森の美女』、『ラ・バヤデール』などの古典バレエに主演、ジョン・クランコの『オネーギン』、『じゃじゃ馬馴らし』などの物語バレエをはじめ多くの作品を踊り、ダンサーとしてのキャリアの最後までシュツットガルト・バレエ団で活躍した。20世紀を代表する世界的振付家の数多くの作品に主演するとともに、J・ノイマイヤー、U・ショルツ、D・ビントリーらの新作の初演キャストも務めている。

1998年の長野冬季オリンピック大会の開会式でU・ショルツ振付『若い男』のパ・ド・ドゥを踊り、1999年には『オネーギン』のタイトルロールでブノワ賞にノミネートされた。

1999年から2001年にヴュルテンベルク州立歌劇場の教育訓練プログラムに参加、ジョン・クランコ・スクールでクラシック・バレエ教師の資格を取得した。ダンサーとしてのキャリアを終えると直ちに教師に転じ、マリカ・ヴェゾブラゾヴァに招かれモナコのプリンセス・グレース・バレエ・アカデミーの教師陣に加わる。以来、現在のディレクターであるルカ・マサラの下でダンサーの育成にあたり、スクールのために多くの作品を振り付けている。

「ヨーロッパ・ダンス」、カンヌ・ロゼラ・ハイタワー・のゲスト教師、また、中国、日本では様々なスクールにおいてワークショップ指導を行っている。北京の中国国立バレエ団にはゲスト教師として定期的に招かれ、クランコの『オネーギン』、『ロメオとジュリエット』、U・ショルツの『第七交響曲』、『白鳥の湖』などを指導した。

東京のNBAバレエ団のコンクール審査委員会メンバー、ニューヨークのユース・アメリカ・グランプリの審査員を務め、2011年の第一回北京国際バレエ・コンクールにはゲスト教師として招かれた。2014年に振り付けた『オーゲンブリック』パ・ド・ドゥは、北京舞踏学院60周年記念のオープニングで踊られ、モンテカルロ・バレエ団の協力を得てプリンセス・グレース・アカデミーでも上演された。

日本バレエ団連盟の新進芸術家育成事業には、4度目の招へいとなる。基礎をしっかり踏まえ、上体の動き、豊かな音楽性を大切にする指導で、受講者、見学者に深い感銘を与えた。